微妙だ。
私は確かに今まで数えきれないくらいの映画を見てきましたが、
人よりこんなに映画を愛してるぜ!
って言えるほどではないのです。
だから他の趣味との兼ね合いも考えると20%、という結論に至りました。
なぜこんなことを恐る恐る書いたかというと、映画好きとか言いながら
「なんだこいつ、全然映画詳しくねえじゃねえか」
と思われたら怖いからです。
どこの世界でもガチ勢は怖いですからね。
まあ、そんなことは置いといて、さっそく私の好きな映画を紹介します☞
➤スミス、都へ行く
知ってる人いたら挙手してください、そしてなぜ知ったのか教えてください。
私はBSのNHKを付けてたら、たまたまやっていたので見ただけです。
見ての通り、大変昔の映画ですよね。1939年のアメリカの映画です。
だから何かの偶然でなければ知り得ない映画だと思うのですが、どうなんですかね。
みんなのきっかけを知りたいです。
高校生のころ一回見ただけなので、詳しいことは覚えてません。
にも関わらず好きな映画だと言えるのは、それほど魅力のある映画だからです。
知らない人のためにあらすじを書こうと思いますが、何分忘れていることが多いため、Wikiを見て思い出しながら書かせていただくので悪しからず。
主人公は田舎でボーイスカウトのリーダーをしている青年、スミス。
彼は悪徳政治家の目論見により、死んだ上院議員の代わりを務めることになる。
何も知らないスミスは田舎を出て、もう一人の議員と共に政治の中心・ワシントンへ。
しかし、若い田舎者のスミスを世間は笑いものにし、能無しだと馬鹿にした。
落ち込んだスミスは、どうにかして政治家として活躍したいと相談したところ、「法案を提示してみては?」とのアドバイスを受ける。
さっそくスミスは、少年のためのキャンプ場を建設する法案を書き上げた。
ところがこの法案は、彼を利用した悪徳政治家の利益とは真逆に働くことになってしまうものだった……。
この映画の魅力は、スミスの絶対に折れない力強さにあると思います。
無力な若者が政治の世界に飛び込み、周囲に馬鹿にされながらも懸命に自分の意志を貫く。
見てるこっちは、
「もういいよ、お前は十分頑張ったよ」
と諭したくなる気持ちになりますが、決して彼はめげません。
田舎育ちの純朴な青年には無縁だった裏切りや陰謀、それらに立ち向かっていく姿に、心が奮い立たされます。
最も印象強いシーンは、やはりスミスの演説ですよね。
『いかなる上院議員も、他の議員の討論をその議員の同意無しには中断させることができない。』
このルールを使い、なんと24時間以上も演説を続けるのです。悪の糾弾のために。
最後には床に倒れ伏してしまうのですが、私は涙が止まりませんでした。
よくやった、と議会に出席している議員や傍聴人と一緒に拍手したいほどでした。
白黒映画ですが、色褪せない映画といった感じです。
興味があれば、ぜひ見ることをおすすめします。
➤リトルダンサー
こちらは2000年、イギリスの映画です。
これは家のテレビの録画リストに入っていたから何となく見たものです。
でも誰が録画したものかが不明。
妹だろうと思っていたけど違うらしい、誰だ。
これも高校生のときに見た映画ですが、内容は大体覚えています。
多分少なからず自発的に見たからじゃないですかね、知らんけど。
割と最近の映画なので知ってる人も多いと思います。
1984年、イギリス北部の炭鉱町に住む少年が、プロのバレエ・ダンサーを目指す物語です。
時代背景としては、当時バレエは女性のものであり、男性が目指すものではありませんでした。
主人公のビリーは、炭鉱夫の父親に言われボクシングジムに通う男の子。
そんなある日、ジムの隣にバレエ教室が引っ越してきます。
ボクシングにあまり打ち込めなかったビリーは、すぐにバレエの虜になりました。
こっそりバレエ教室に参加したビリーは、コーチの指導の下、めきめきと才能を開花させていきます。
しかし、バレエをやっていることが父親にバレてしまい、猛反対を食らいます。
ビリーはバレエ・ダンサーになることができるのか?
というお話でしたよね。
ビリーの母親はすでに亡くなっていて、父と兄、軽度の認知症の祖母と暮らしています。
あまり裕福とはいえない暮らしの中、ビリーはたくましく活発に成長していきます。
少年特有のいきいきさ、みたいなものが画面から伝わってくるのでとても好きです。
自分が夢中になれることを、家庭の事情で諦める、なんてことはよくある話です。
ビリーもその壁にぶち当たることになりますが、子供にとってすごく残酷なことですよね。
それでも、好きなことは簡単に嫌いになれない。
その気持ちの強さは人を動かすことができる。
どこまでも意志の弱い私には、到底まねできないです。
この映画は、ジェンダーの観点から見ることもできると思います。
男性がバレエ・ダンサーを目指すということ、同性愛。
この二つの要素が出てきたことで、リトルダンサーはただ単調なサクセスストーリーではないんだな、と感じました。
今よりも性の多様性が認められなかった時代で、
バレエなんか男のやるもんじゃない、と罵倒される。
友達のマイケルは、ビリーにささやかな愛情を向ける。
このような、小さな子供たちがあらゆる性差の壁と向き合っている、という現実が刺さってきます。
しかし決してフィクションだけの話ではありません。
この世界のどこにでも、こういう子たちは存在しています。
ビリーは、マイケルから向けられた愛情を突き放したりはしません。
彼との友情を大切にし続けます。
こういう優しい世界になるといいよね!って訴えてるのかな?わからん。
少なくとも私はそう思いました。
そういえばこの映画にも泣かされました。
ラストのシーンがもうね、「はあ~~!」ってなります。
なぜ「はあ~~!」となるのか、詳しくは映画を見ればわかるぞ。
他にもプリティウーマンのこと書こうと思ったんですけど、めんどくさくなったのでやめました。
ジュリア・ロバーツの出世作と言われています。
恋愛&シンデレラストーリーといったらこれでしょ、みたいなとこあるんですか?知りません。
でも素敵な映画です。
ところで私の好きな映画のジャンルは、軍事ものやアクションです。
上に書いたどれにも当てはまらないんですよね、不思議なことに。
しかも恋愛映画好きじゃないんですよ。
それに加えて、見たきっかけが偶然なんです。
自分で、「さあ今日はこれを見るぞ!」とコーヒーやお菓子を準備してから見たわけじゃない。
たまたま付いてたから。録画されてたからなんとなく見た。
暇つぶしに見てたつもりなのに、いつの間にか夢中になっていたんです。
言うなれば運命です。
だから、自分の好きではないジャンルの中にも、もしかしたら運命の映画があるかもしれないですよ。
私が紹介した映画を「うーん別に興味ないなあ…」と思ってる人は、逆に考えてみてください。
もしかしたら大好きな映画になるかも。しれない。保証はしないけど。
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